ダイエット、つまり体重を落とす際の基本的な原則は、
消費カロリー>摂取カロリー
の状態にすることです。
つまり体に入るカロリーよりも、体から出ていくカロリーが大きければ、その分痩せていくという基本原則になっています。
消費カロリーは基礎代謝(その人が1日何もしなくても消費するカロリー)+その他消費カロリー(通勤・デスクワーク・運動など)の合計で、摂取カロリーはもちろん食事になります。
ここで多くの方がやってしまうのが、「摂取カロリー減らせば痩せる!」と考え、
「過度な摂取カロリー抑制」を行う事です。
ただ、この多くの試みは失敗することが多いです。理由は色々ありますが、大きく2つ。
①基礎代謝以下のカロリー摂取が続くと、体が飢餓状態になり、痩せる事を拒む
②①の状態になると、食事を戻した時に体重リバウンドが大きい
つまり、短期では体重がグッと減っても、摂取カロリーが少なすぎる期間が続くと体は危険を感じ、体内の脂肪を減らす事に対してネガティブに働いてしまいます。
その状態で、久しぶりの飲み会などが入り、糖度の高いアルコールや揚げ物などが摂取されると、カロリーを求める体が以前に増してカロリー吸収をしてしまいます。
会社員の方でよくあるのは、
ダイエットをするためいきなり炭水化物(お米・パン)を0にする ➡ 一時的に変化が出るものの、止まってしまう ➡ 飲み会などで元通りになってしまう
といった循環です。
何より個人的にマイナスだなと思うのは、炭水化物(糖質)を削りすぎてしまうと、頭も働かず、ぼーっとしてしまうので、生産性が落ちます。
そのため、適切なカロリー摂取と、栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)のバランスが大事になります。(この辺の詳しいバランスのついては長くなるので、ここでは書きません)
実際に食事管理を行っている、Aさんのここ3週間の体重推移を見てみます。
ここまで書いた内容が顕著に表れており、行き過ぎたカロリー抑制は体重減少に必要ない事が分かります。
Aさんの基礎代謝は約1800キロカロリー。その他の消費カロリーを合わせて、推定2200~2300カロリー/日ほど。
前半は摂取カロリーを極端に抑えた日々が続き、一時的に体重減少は見られたものの、飢餓状態で迎えた22日に飲み会があり、摂取カロリーが急激に増えたことで、大きく体重を戻してしまっています。
そのあともう一度、仕切り直し。
栄養素バランスを管理しながら、怖がらずに摂取カロリーを1900カロリーライン目指して、増やしてもらいました。
しかし、その後の方が体重は順調に減っています。
基礎代謝ギリギリのラインなので、本来もう少しカロリーを取った方がよく、それでも消費カロリーを考えれば問題なく、痩せられます。
このAさんの結果を見てもわかるように、過度なカロリー抑制はダイエットにマイナスです。
健康的に、かつ順調に体重を落としていけるよう、正しいカロリー摂取と栄養素バランスを考えていきましょう!
次の機会以降に、また記事で書いていきます。
「もっと知りたい!夏までにダイエットしたい!」と、気になる方はぜひこちらまで!
※参考:自分の基礎代謝が分かるサイト こちらをクリック
おわり
佐藤一真のPersonal Training
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